動画ナンバーは必ず“1から始まる整数の通し番号”になるのが原則。
原画がたとえ3から始まっていても動画ナンバーは必ず1から。原画ナンバーが1から3に飛んでいても、動画ナンバーは中割を含めてかならず通し番号にする。同じ番号は使用しない。
原画に小数点以下の(例えば3.5とか6.5など)表記があっても動画ナンバーに(基本的に)小数点以下は使用しない。
時おり原画番号に欠番が有ったり小数点以下があるのは、原画終了後に演出や作監が修正作業の一環として原画を抜いたり足したりして、通し番号にならなくなってしまう事が少なからずあるから。
アタリ原画などに“A-あ”とか“B-イ”等、数字以外の表記があるときもかならずタイムシート上で数字に変換したうえで動画ナンバーに直す。
要するに“END”マークのついている番号を見ればその動画の総枚数が分かる様になっていて、作業管理上かなり重要。
通し番号になっていなかったり、番号が重複していたりすると動画の後のパート、仕上げや撮影が混乱することになる。
仕上げ「最後の番号が20なのに動画が19枚しかないよー。欠番?それとも描き忘れ?」
撮影「おーい、B-3が2枚あるんだけどどっちを使うんだー」
みたいな事が起こる。注意!。
あらためての確認だが、Aセル、Bセル、Cセル…セル毎に1から始まる通し番号になる。
ちなみにA-3.5みたいな動画ナンバーが絶対無い訳ではない。
ごくまれに動画作業後にどうしても枚数を増やさなければいけなかったり、動画を抜いたりする欠番も場合によってはある。当然タイムシートもそれに合わせて直さなければならない、と言うよりタイムシート(芝居・タイミング)を直したからそれに合わせて動画も調整すると言う方が正しい。この場合の作業は動画検査/動画チェックが行う事が多い。
この例に限らず例外的な処理を実施した場合は、必ず申し送りメモを記入する(貼付する)。これは礼儀であり、作業を確実に進めるための必須事項。 |