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あとがき・参考資料
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最後になって恐縮だが、管理人が現役のアニメーターだったのは随分と昔なので、ここまで見てもらった内容は今の現場の状況とそぐわず、ツッコミ所も多々あろうかと思うが悪しからずご了承を。
ただ、動画マンとして押さえておくべき基本的な部分はそれほど変わらないはずで、アニメーション制作の現場でなければそれほど支障はないはず。(多分…)
多数出版されている原画集等と合わせて見ていただければ、アニメ作画の全体像が何となく感じ取っていただけると思う。
と言うわけでここまで辛抱強くご覧になった方には感謝申し上げる。そして何がしかの役に立つことを少しだけ期待。
終わりに、作例用のキャラクターデザインの依頼を快く引き受け、可愛いキャラクターを提供してくれた10数年来の仕事仲間のさいとうあつし氏に最大級の感謝を。
*このサイトを作るにあたって参考にしたもの
「アニメーションの基礎知識大百科」:神村幸子 著
ここで紹介した中では一番新しいものだが、アニメーターを目指す者にとっては一番の教科書。「シティハンター」や「ママは小学4年生」「アルスラーン戦記」等で活躍されている神村幸子さんの著書。書名通りアニメーション制作に必要な知識が、豊富なイラストと分かりやすい文章で丁寧にまとめられている。所々に挟み込まれているコラムも楽しく、絵を描かない人にも読み物/資料としてもお勧め。
余談だがスタッフのキャラクターイラストが管理人がアニメーター現役時代に一緒に働いた人達に似ている。“原画マン”はメカ作監で有名な“Sさん”かなとか、“動画チェック”は同い年で現在でもバリバリ活躍しているノッポの“Iさん”に似ているとか。“シナリオライター”はなんとなく…、こっちも“Iさん”だ…とか。
と言う訳で個人的にも、手放せない本になっている。
「アニメーションの本―動く絵を描く基礎知識と作画の実際」:アニメ6人の会 著
高校時代に購入し、以来現在まで常に仕事机の側に存在している。所々ページが外れ、バラバラになる寸前の状態である。初版は1978年。管理人所有ものは第6版でハードカバーのものだが、現在でも改訂版でソフトカバーのものが購入できる。現行のものがどう改訂されているかは未確認だが、作画の実例が多く、アニメーションの基本的な動きが詳しく解説されている。
*アニメーション作画に参考になるもの
こちらに関しては自分で使いやすいものを見つけると良い。自分の好きな、目標にしている人がどんなものを使っているかも参考にすると良い。
「やさしい人物画」
「やさしい顔と手の描き方」 :A・ルーミス 著
こちらも高校時代に購入、ご覧の通りボロボロ。高校〜専門校の頃は中の絵を何度も模写した。アニメ/マンガを目指す者の定番。やはりソフトカバーのものが現在でも購入可能。骨格や筋肉の基礎的な知識が身に付く。ただ、今となっては若干絵柄が古臭いのはご愛嬌。内容については太鼓判!
「人体のデッサン技法」 :ジャック・ハム 著
現役アニメーター時代、あるビデオシリーズの動画チェックをしている時に総作監の“Kさん”が所有しているのを見て購入。内容は“頭”“手”“足”など、人体の各パーツの表現について詳しく解説されている。上の“やさしい人物画”で基礎的なデッサンを学んだ後に本書で細部の表現を身につければ完璧。
「動物画の描き方―生き生きと描く秘訣」 :K・ハルトグレン 著
長くアニメーターをやっていると動物を描く機会もそれなりにある。本書ではリアルな表現からキャラクター化した表現まで、動物の描き方を分かりやすく解説している。動物のチョイスに偏りはあるが、各動物の骨格、特徴の捉え方など実例を多く掲載している。
その他アニメーション技術書・原画集・絵コンテ集等、各種かなりの数があるので自分に必要なもの、興味のあるものを選ぶと良い。
*付録
ダウンロードして使用。、必要に応じてカスタマイズもOK。
動画として用意する必要があるのは“合成伝票”だけだが、参考として他の用紙もアップ。
・絵コンテ用紙:Excelファイル、BMPファイル、PDFファイル
・タイムシート(A3版):Excelファイル、BMPファイル、PDFファイル
・合成伝票:Excelファイル、BMPファイル、PDFファイル
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